物理教育実践交流会
好天に恵まれ、焦点付近に指を入れると、それなりに熱いです。ペルチェ素子を使った、熱発電機で、モーターを回してみました。
リンク:かるぴか(工房あまね)
教育研究所内の宿泊棟や体育館なども見せて頂きました。
木箱(左)のところで、水蒸気と二酸化炭素を除去し、本体(右)にて、特殊な膜を使って酸素を分離した後、残ってできた窒素を冷却して、液体窒素を作ります。消費電力1kw。丸一日かけて、3リットル生成できるそうです。単純計算で、1リットル作るのにおよそ200円ほど電気代がかかることになりますが、買ってくるよりは安いでしょう。動作音はうるさいけれども、会話ができなくなるほどではないそうです。やかましいし、夏場はクーラーがある環境に置くことが望ましいので、「サーバー室に置く」というプランもあります。確かにこの装置も、LN2サーバー(笑)
少ない電力で回るのはどうしてか?巻き数の違いであろう。...ということでまずはモーターの抵抗値を測定しました。普通のモーターの抵抗値が0.7Ωほどであるのに対して、低電力用のモーターは6Ωと出ました。分解してみたところ、なるほど巻き数が多そうだ。元通りに組み立てようとしたところ、なかなかうまくいかない。そのおかげで、すてきな教材を開発することができました。動画をご覧ください。
リンク:Let's Motorize!|モーター博士コース(マブチモーター)
入試問題によく出てくる、ニュートンリングの問題。これを、プレパラートを使って、実際に観察してみました。ただし、プレパラートがたわむので、精密実験には向きません。プレパラートの端に挟むアルミ箔の厚さを変えることで、干渉縞の幅がどう変化するかを観察します。その後、水にもつけてみました。
長さを調節した真鍮のパイプを順番に落としてメロディーを奏でます。工業高校なので、金工も重要な課題の一つ。
理センにはプラスチックのパイプも置いてありました。ドレミファソラシドの音が出ます。
水の中に細かいアルミの粉を入れます。金属の粉末にもいろいろあり、うまくいく場合とうまくいかない場合があります。アルミ粉を薄く入れると、内部の渦の様子も観察できます。
リンク:ウォーターハンマー三昧
たくさん並べて、導体棒で連結し、帯電体を中央に近づけてみました。
↑結果は、帯電棒に最も近くにあった箔件電気だけが、反対の電荷に帯電していたことがわかりました。
↓容量1F のコンデンサーを繋げてみました。導体棒を遠ざけたときに、箔は1〜2秒程度の時間をかけてでゆっくり閉じてゆきます。
盛り上がりました
以上です
Last updated 29.Jun.2009 [ Home ][ Past ][ Future ]
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