2004年02月例会の様子


記録:稲子 寛信 先生  (木古内高校)
記事:横関 直幸 先生 (札幌平岸高校)
写真:今野 滋 (北海道東海大学非常勤)

物理交流会が 2004年2月28日(土)  北海道東海大学 物理実験室、他 にて開催されました。 参加者は以下のとおりです。

堀(南茅部高)、横関(札平岸高)、菅原(札南陵高)、工藤(butukura)、山下(butukura)、酒井(butukura)、中司butukura)、稲子(木古内高)、松田(札厚別高)、石川(札啓成高)、滝口(厚真中)、栗原(道東海大)、四方(道東海大)、今野(道東海大)、

1.堀(南茅部高)・・・(レジュメあり)

今回も沢山の資料を準備して頂きました。

①色がつくグッズ

偏光板とセロテープ

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…偏光板とセロテープの着色現象を基礎とした後、セロハンと偏光板の着色現象を紹 介して頂きました。セロハンの屈折率が水平・垂直方向で異なるためか、偏光板を回 転させると色が変化して興味深い内容でした。

UVチェックビーズ

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…ブラックライトなどを照射して色が変化するビーズ。UVカットガラスとの対照実験 なども面白かったです。

マジョーラ

…車の塗料ですが、見る角度によって色が変わるという不思議なものでして、幾つか の層が出来て、表面からの2層で干渉が起きているようです。

②動く絵

パラパラマンガ、フェナキスタスコープなどの定番でかでなく、モアレを利用した 本、動く錯視など様々紹介して頂きました。

③反転遠近法

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格子模様の箱を片目で見た場合に起きる、動きの違和感がなんとも言えず奇妙です。 恐竜が首をふるグッズも持参して頂きました。

④運動量が保存されない?

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球形のネオジウム磁石と硬球を利用した演示ですが、一瞬ではそのトリックが理解で きず、生徒も驚くのではないでしょうか。出典はTHE PHYSICS TEACHER January2004Vol.42 No.1 との事です。

また、球形磁石を転がしても運動の軌跡が特徴的で、交流会終了後に原因を考えたり もしました。二六製作所で購入したそうです。

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2.今野(道東海大)

レーザー光で生卵を焼く実験を提案して頂きました。白身ではレーザーは透過します が、白身が変性すれば物質が光を反射するので、焼けている様子が観察しやすいので は、という事でした。

ただ、焦点付近でないと強度が弱い点、レーザーが空気中を通過するので散乱してし まう点などを上手く解決しないと演示は難しいようです。

3.工藤(butukura)

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竹ひごにバネで紙コップを取り付け、坂道を歩かせる「歩こっぷ」を紹介して頂きま した。竹ひごの端に取り付ける錘の条件や、ひごの材質、坂道の条件などで歩く様子 が随分変化するようで、このときもユーモラスな動きを披露していました。

4.菅原(札南陵高)

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竜巻をつくる実験装置を紹介して頂きました。うなり棒とペットボトル、ドライアイ スと材料も手軽に準備できるものが多く、参加者で様々な竜巻をつくって観察するこ とが出来ました。菅原先生から、竜巻を観察するための工夫を何点か指摘して頂きま した。

5.松田(札厚別高)

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手作りのマジックミラーを持参して頂きました。缶ビールの底を切り出して研磨した もので、研磨の程度や空ける穴のサイズなど、工夫するべき点を 挙げて頂きました。

6.石川(札啓成高)

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高一での実験授業について、実施内容と講評をして頂きました。

①金属の密度測定

…5円玉の成分元素の構成比を調べる、というものですが、石川先生は「長さ」とい う最も基本的な物理量を測定することに重点をおき、ノギスの使用方法を指導したそ うです。最近の高校生はノギスを使い慣れていないので、指導に大変苦慮された様子 が、実験結果からも伺えました。

②水差しを紙で作る

…B5PPC用紙1枚を使って、どれだけ大きな水差しが作れるか、生徒に実験させて、 面積・体積と形、強度などについて体験を通じて考察させていました。生徒の作成例 と実際の容量を見せて頂きましたが、例えば立方体を作ってみても、水の重さで膨張 するため円柱に近くなるなど、見落とされやすい点も指摘されていました。

6.滝口(厚真中)

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スーパーボールを2個つなげて跳ね上がりを見る演示はよくありますが、今回は3個 つなげた場合を紹介して頂きました。ボールの中心に針金を通すのは難しいそうで、 演示するまでに準備が必要となりますが、上手くいった場合はボールが天井にぶつか るくらいの勢いとなるそうです。

7.実験施設を見学

その後、北海道東海大学の実験施設を見学させて頂きました。半導体作成の実験や極 低温での磁化測定、ナノテクノロジーなど多くの施設を目にして科学に対する関心を 一層高めることが出来たと思います。

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